離婚や調停、モラルハラスメントに関する本をたくさん読みました。本からたくさんの知識を得てから調停に挑みました。
役に立つ情報もたくさんありましたが、それぞれの本にそれぞれ特徴があり、(個人的には)”この1冊で全てを網羅している” というものには今のところ出会えていません。
これから読むものには、レビューを書いていきたいと思います。
本日の本。
「90分でわかる!令和版 離婚ハンドブック」
比留田 薫監修 主婦の友社 2020年3月31日発行 約160P
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- 総合オススメ度:★★★☆☆
- 基本情報:★★★★☆
- 読みやすさ:★★★☆☆
- 説明のわかりやすさ:★★☆☆☆
- この本をオススメしたい人:離婚をぼんやりと考えているが離婚とはどんなものかを知りたい人
- この本に不向きな人:もう離婚という気持ちを固めているが本人たちの間で話し合いが出来ない為調停を考えている人
良い点
- 90分でわかる!がウリだけあって2時間くらいで読むことが出来る。離婚とはどんな種類があるか?そして離婚にまつわる決めごとにはどんなものがあるか?という初歩的なことを把握出来る。(ただしこれは離婚のことを初めて知ろうと読む人が、ひとつひとつ理解しながら読むにはもっと多くの時間を要する。)
- 子がいる場合の離婚では決めなければならないことがたくさんあるが、親権者・養育費・面会交流・戸籍など詳しく載っている。(ただし離婚後の親権者の変更方法や再婚と戸籍など離婚を考える段階には不必要とも思える事柄も多い)
- 協議離婚の場合も公正証書を残す方法を詳しく書かれていて良い。
- イラストなどは少ないが、重要ポイントが各項目でまとめてあり読み易い。
良くない点
- 初めて読む人には一般的でないところまで載っている印象がある。例えば全離婚の1%にも満たない「審判離婚」や「認諾離婚」のことまである程度説明が載っている。
- 同様に離婚裁判の起こし方まで載っているが、裁判の前に調停をしなければならないがその調停についてはかなり薄い内容。
- 「令和版」とあるが、出版がちょうどコロナウイルスが全国的に流行りだしたタイミングなのでかかる時間などが合っていない。
- 調停に関する項目は、私が経験したものとは違ったことが多かった。(養育費や面会交流で合意が出来なかったら離婚は出来ずに終わる、と書いてあるが私は離婚だけして、その後別途調停をして決めるという方法だった。)
初めて本のレビューを書きました。
まだまだ読んだ数が足りないこと・それを言葉にすることに不慣れな為至らないレビューとなってしまったことお許し下さい。
どうしても自分の離婚(全て調停)と重ねて考えてしまうので、「調停で」と考える人には物足りない気がしました。
離婚とはどんなものか?という初めての方に読んで頂けたらと思います。
ありがとうございました。
akari