本のレビュー、2回目はこちらの本、
「私の夫は発達障害?カサンドラな妻たちが本当の幸せをつかむ方法」
真行結子 著 すばる舎 2020.10.19 約240P ¥1400+税
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昨日の記事でカサンドラの語源についてお話しました。
モラハラ夫を持つ人の中にはそのパートナーとの関係で悩み苦しみ、心身の不調が現れている方も多くいるかと思います。
私もそのひとりですのでこちらの本を読んでみました。
私はカサンドラ症候群について誤解していました。
カサンドラとはてっきりモラハラやDVなど高圧的なパートナーの言葉や言動に苦しみ、それが身体の不調となって現れている人のことだと認識していました。
この本を読むとそれだけではないことがわかります。
(なので不向きな人:に自分のことを書きました)
パッと見は「いい夫」。
だから相談しても、なかなかわかってもらえないーーー・
- 話しても反応が薄い
- 共感やいたわりを感じられない
- ひとりで自分の趣味に没頭
夫の言動に悩まされていませんか?
本の表紙裏からの引用です。
「反応が薄い」
「常に穏やかでお願いしたことは何でもやってくれる」
「反論はせず、すべてイエス」
こういったパートナーと、情緒的関係が築けず寂しい思いをしている人も”カサンドラ症候群”なんだそうです。
・・・信じられません。
隣の芝生は青いとよく言うけれど、それで身体に不調が出るほど辛いなんて・・・・贅沢なんじゃない?と思ってしまいました。
こっちは毎日命令されて、厳しいルールの中生活して、気に入らないと怒鳴られて、お願いしようものなら自分を否定されたと激怒。
これで同じ、「気持ちを通い合わすことができない」という括りにされて対処法だなんだと言われるとなんだか違うなぁと感じてしまいました。
でもそれが「カサンドラ」だそうです。
タイプ別にこんなことをして自分自身がラクになった!
という解決した例がいくつも載っています。
解決策として、
- 同居
- 別居
- 離婚
が挙げられています。
優しいけれど、気持ちを共感してもらえない。こんなパートナーや、自分自身にアスペルガーなど発達障害の可能性を感じ自ら受診して努力をするなど、そういうパートナーとはカウンセリングなどを通じてうまくいくようになった例が載っていました。
無口で頑固、昭和の亭主関白タイプとは別居などそれぞれの時間を大切にすることでうまくいっているという例がありました。
反対に、モラハラやDVなどこういったタイプのパートナーとは関係を良好にするのは難しいともありました。ときには逃げてもいい、と。
モラハラやDVってそう簡単に自覚するものでもなければ直るものじゃないんですよね。
離れないと自分が壊れてしまうなら、離れること・それも方法のひとつだと書いてありました。
ご興味ある方はお読みになってみてはいかがでしょうか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari