今回紹介する本は、
母子世帯の居住貧困
葛西リサ 著 日本経済評論社 2017.3.25 199P 2900円+税
です!
私の評価です
- 総合オススメ度:★★☆☆☆
- 基本情報:★★★☆☆
- 読みやすさ:★☆☆☆☆
- 説明のわかりやすさ:★☆☆☆☆
- この本をオススメしたい人:母子家庭の人、というより福祉関係の仕事をしている人
- この本に不向きな人:母子家庭の人。何か良い情報があるのではないかと思って手に取ろうとした人
この本は、
母子家庭における【居住環境】について注目し、貧困との関連や社会の問題などについて書かれた本です。
私のように、実際に母子家庭で、
”衣食住の「住」について何か良い情報があるのかも”と思って読んだ人にはあまり向いているとは言えません。
どちらかと言うと、現状と問題点・諸外国との比較に焦点が当てられ、
制度のあり方や社会そのものに疑問を唱えるような本だと感じました。
制度についても”○○年に△△が始まり~・・・”などと詳しく書かれていますが、
実際困っている人にはあまり役立つ情報ではありませんでした。
タイトルの通り、
母子家庭、母子世帯の貧困と居住の関連性
について書かれた本でした。
私も別居当時(というより現在もですが)住むところには困りました。
計画的別居ではなかったので、着の身着のまま家を出た為形でした。
ひとまず実家に身を寄せる他ありませんでしたが、その後の住む先としていろいろ調べました。
私はモラハラという精神的虐待でしたので、DVシェルターは使えないだろうし(使えたところでそう長くは居られないだろうし)、
シングルマザーたちのシェアハウスという制度があることも知り、調べてみましたが、
家賃7万くらいで、一部屋。台所や風呂場などは共同なんて、私には耐えられないと思いました。(自分の空間が少なすぎるという意味で)
※この2つも本書に書かれていました。
・・・となると市営住宅や県営住宅が一番の私にとって現実的な住居になるだろうという結果はこの本を読んでも変わりませんでした。
この本にも書かれていますが、死別シングルはずっと続く支援も、離別シングルには使える制度があっても子どもが18歳までです。
そんなことまで考えて家を出た訳ではないけど、厳しい現状を目の当たりにすると心が沈むときもあります。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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akari
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