本のレビュー[5] 「示談・調停・和解のやり方がわかる」調停と言ってもいろいろ種類があり・・・

本のレビュー、5回目の本はこちら

示談・調停・和解のやり方がわかる　第5版

神田将　自由国民社　2020年5月30日第5版　256P

＜amazon＞

示談・調停・和解のやり方がわかる(第5版)

 

こちらの本は、

モラハラ・DV人間と調停を利用し離婚したいと考える人には

• 総合オススメ度：★☆☆☆☆
• 基本情報：★☆☆☆☆
• 読みやすさ：★☆☆☆☆
• 説明のわかりやすさ：★☆☆☆☆
• この本をオススメしたい人：金銭・不動産・相続・婚姻関係・行政法規・刑事事件において、訴訟ではなく示談や和解で済ませたい人
• この本に不向きな人：家事調停（離婚など）をしたい人

 

正直この本は、「調停」と本のタイトルにありますが、「離婚調停」をしたい人には全く向いていません。

オススメしたい人、のところに書きましたが、いろいろな事件において示談や和解や仲裁といった「裁判外紛争回蹴る手続き」による解決を目指す人の為の指南書です。

全6章から成るこの本の1章に「家事調停（いわゆる離婚調停など）」について約25ページにわたり書いてありますが、全体が256ページなので家事調停についてはおよそ1/10と考えると、あまり重きを置いていないことがわかります。

離婚や養育費・財産分与など、離婚にまつわることに関して調停制度を考えている人には以前のレビューで紹介した

「よくわかる離婚調停の本」

や今後レビュー予定の

「離婚のための準備と手続き」

などそれに特化した本のほうが参考になるかと思います。

この本を良くない、と言っている訳ではありません。

離婚において調停制度を利用したいと考えている人には向いていません、と言っています。誤解のないようお願い致します。

離婚や調停にまつわるいろいろな書籍を読み、これからも「モラハラ・DV夫と離婚したい人に向けた」情報を発信していけたらと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

akari