離婚調停において必要となるのは何より「明確な意思と証拠」
先日、面会交流調停において、参考になる資料は「判例・裁判例」だということを書きました。
では、離婚するかどうかそのものを決める離婚調停や、
離婚の際に決めるいろいろなこと(財産分与や親権など)においては、どうでしょうか?
その前に私の話を簡単にさせて下さい。
私は「調停」を5つ経験しています。だんだんと分かってきたことですが、
そのそれぞれにおいて、自分が有利になるのに必要なものは異なるということです。
主に重要となるものは、「資料・証拠」です。
この場合の資料や証拠とは、先程述べた判例など[他人のもの]ではなく、
自分たち夫婦のものになります。
詳しく書こうと思ったのですが、
以前本のレビューとして紹介したこちらの本、
財産分与 慰謝料 親権 に強い弁護士が明かす
キッチリけりがつく離婚術
西村隆志法律事務所 西村隆志他 著 東邦出版 2019.8.5 348P 1980円
に、ほとんど全て・・・と言ってよいほど必要なものが書かれています。
給与明細・預金通帳・保険の証書・メール・・・
離婚したい理由には、借金・不倫など明確な理由がなくても”感情的なもの”(モラハラなど)でよいそうですが、
財産を分けるなど、事務的なことをするのには何よりも証拠が必要です。
あと、大切なことに、
「離婚調停で感情的な話を長々とするのはNG」
ということです。
裁判所で行われる調停は、「話し合いの場」ではありますが、
「相談する場」ではありません。
「辛かったですね」「大変でしたね」「お気持ちお察しします」
こういった言葉を言ってもらうおうと、話をするのはあまりオススメしません。
調停委員さんは決められた時間の中で、
- 意見がまとまりそうか(成立するか不成立か)
- まとまりそうならどのような条件で
かを見極めて、まとめていかなければなりません。
それも3~4ヶ月に1回しか会いません。
そんな問題を抱えた人たちを何組も担当しています。
なので、
- 自分の意見を明確に持ち、
- それを変えず、
- その証拠となる資料を揃え、
- 調停に向かい、
- 短く、かく正確に伝える
これが何よりも大切で、そして調停委員さんに好かれます。
好かれると、肩入れしてもらえるというか、相手に説得してもらえたりします。
私のモラ夫は毎回言ってることがコロコロ変わるわ、偉そうだわ(裁判官にはペコペコするが事務員さんには上から)で自ら嫌われに行ってくれたのでかなり助かりました。
少し話は違いますが、
病院で、医者にはペコペコするけど受付でやたらと偉そうにするオッサンとかいますよね。
それである程度人生やってきて、ある程度の地位を獲得したのかもしれませんが、
端から見て、魅力的な人間ではありませんよね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の応援あって続けられております!ありがとうございます^^
akari
よろしければ応援お願い致します!!