ロマンス詐欺リターンズ
4.これくらい図太い神経じゃなきゃ詐欺師はやってらんない
私はそれがロマンス詐欺だと分かっていながら詐欺師とやりとりを続けた。
ついに詐欺師は120万を振込めと言ってきた。
当然ながら振込む気はさらさらなかった。
面倒くささも加わり、連絡をしないでいた。
すると詐欺師からあまりに頻繁に電話(※アプリの通話機能)がかかってくる。
5分の間に10回とかだ。
そのあと決まって”寂しいよぉ”的なスタンプも押されている。
本当の電話もかかってこない訳ではないので、非常に迷惑だ。
どんな声か、どんな言語で話し掛けてくるのか気になって、
1度だけ通話ボタンを押して無言でいた。
「ヘロー?ヘロー?」
と、ものすごいダミ声の男が何度も言っていた。
”あ、こいつ絶対フランスに住んでる韓国人じゃない”と悟った。
そんなこんなで振込しないでいる2~3日の間に、すさまじい量のメッセージと着信があった。
・・・ほっといたら詐欺師がキレた。
ときた。
”せっかくここまできたのに、簡単にキレちゃダメね。”
と思いながら、さすがに私もイラついた。
そこで私はこんなメッセージを送った。
「振込をしようとしたけど、金額の問題でインターネットでは振込出来なかったの。
そして、銀行の窓口は休日で振込むことが出来なかったの。」
と。
すると、詐欺氏は瞬時にメッセージを返してきた。
「my love、、、どうしてそのことを言ってくれないんだい。
私たちは何でも相談しあうと決めたじゃないか。愛してるよ。明日の朝には必ず振込んでくれるよね?」
と。・・・と。
ど・・・どんな神経してんだ?
クレイジーだ、邪悪だ散々言っておいて、謝りもせず
「明日の朝必ず振込みなさい」
だとさ。
頭にきたので、
「その前にやることあんだろうが」
と送ったら、
「(仲介役の)弁護士に謝りなさい」
ときたもんだ。
それにしてもこの変わり様・・・
これくらい図太い神経じゃなきゃ詐欺師はやってらんないということがよく分かった。
その後も振込まずにいたが、数日間キモい愛の言葉が大量に送られてきた、とさ。
チャンチャン [終] 笑
《更に後日談》
帰ってきた詐欺氏は一向に振込まない私にキレ、また暴言を吐いて終わった。
しかしまた3日後、「愛してるよ」「君は僕の全てだ」などと言ってきたことを無視したことは書く必要はあるまい。
前のお話↓↓↓
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様の応援あって続けられております!ありがとうございます^^
akari
よろしければ応援お願い致します!!