国際ロマンス詐欺に遭いそうになったけど、それが本当ではないと気付いたあと、
- では誰が?
- どんな目的で?
それを行っているのかを、私なりに考えてみたことをまとめてみました。
①実際は誰がやりとりしているの?
アフリカの男性がやっていることが多いとネットで読みました。
私も以下の点から、詐欺師(自称:MJ)がアフリカの、しかもナイジェリア人ではないかと推測しました。
- フランスのパリと、ナイジェリアは時差がない。故に時間設定がラク。
- 韓国人設定だが、韓国人でないことは明白。パリ在住と言っているが、パリについて聞いても返事がない。
②何が目的?
これは間違いなく「お金」ですね。
相手を甘い言葉で誘惑し、あたかも恋人のように振る舞い信頼させたあと、
金銭を要求する、というもの。
ここまでは誰でも考えられる話です。
私はもう少し、深く考えてみたくなりました。
なぜ、こんなことをするのか?また、しなければならないのか?と。
図書館からこちらの本を借りてきました。
総務省統計局が発行している
「世界の統計 2021」です。
本自体は2021年のもので、発刊は令和3年3月となっております。
つまり最新版です。
統計のデータは全て2020年、もしくは2019年以前になります。
2019年ですと、まだコロナウイルスが全世界で猛威を振るう前ですので、変わってきている部分もあるかと思いますが、こちらの本の情報をもとに、考察しました。
※日本とナイジェリアで比較しようとしたところ、ナイジェリアが「代表的な国」に入っていない項目もあった為、アフリカの代表的な国として挙げられている「南アフリカ共和国」のデータも参考にしました。
日本とアフリカ諸国の比較
①人口
- 日本・・・1億2530万人(2020年)
- ナイジェリア・・・2億610万人(2020年)
日本より人口ははるかに多いです。また、ナイジェリア2006年の人口は1億4040万人なので、かなりの人口増加率と言えます。
②言語率人口
- 日本・・・ほぼ日本語
- (ナイジェリア掲載なし)
- 南アフリカ共和国・・・英語率9.6%
意外と南アフリカでの英語率は低いと感じました。詐欺をするなら英語及び、通信環境が必要となるので誰でも出来るものではないことを知りました。
③1人当たり国内総生産
- 日本・・・40,791USドル
- ナイジェリア・・・2,361USドル
- ガーナ・・・2,203USドル
- 南アフリカ・・・6,001USドル
本日(2022.3.6)のレートで換算したところ、日本は4,681,990.98円(468万2千円)、
ナイジェリアは270,995.58円(27万1千円)日本より豊ではないことがうかがえます。
④国民総所得:1人当たり
- 日本・・・41,513USドル
- ナイジェリア・・・2,173USドル
- ガーナ・・・2,155USドル
- 南アフリカ・・・5,832USドル
ナイジェリアの1人当たりの年間所得額は日本の約1/20となる25万円と言えます。
ここまで数字を見ると、「一見豊に見える日本や日本人」を標的にお金を取ろうと考えに至った背景が少し見えました。
前回の話はこちら。
ロマンス詐欺 体験談⑥ 「詐欺師、ここおかしいよ」の巻
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