調停5つ目進行中の私が、
【何度も家庭裁判所に行った経験から】
感じ得たことを基に書いています。ただし、各家庭裁判所により違いがある部分もあると思いますので参考程度にしてください☆
1回目は「時間のこと」。
2回目は、「調停委員さんとの接し方」。
3回目は「かかるお金」についてでした。
今回は、
①調停にかかる時間 ②期間はどれくらい?
という記事です。
1回の調停にかかる時間と、調停を申し立ててから終了するまでにかかる期間を[私の経験上]書かせて頂きます。
①調停は1回につき約2~3時間かかる
②調停は一般的に3,4回で終わることが多い。申立てから第一回調停まで3~4ヶ月、期日間(調停と調停の間)は2~3ヶ月かかる。よって調停にかかる期間はおよそ1年くらいと考えるべきである
※2年も3年もかかったという話も聞きます。
裁判所や内容により異なりますが、現在2020年から続くコロナウイルス感染症対策の為、調停が(というより裁判所が)混雑しています。
調停委員さんもなるべく早めに成立か不成立という形にまとめ、終了させなければならないという気持ちが伝わってきます。
※実際私もなかなか話が進展しなかったので、「これ以上話が進まない場合、もう今日で終了にします」と言われました。
①まずは1回の調停にかかる時間について。
裁判所から届いた手紙には、「1回につきおよそ90分」と書いてありましたが(※コロナ以前は120分が基本だったそうです)、90分で終わった試しがありません。それどころか3時間以上かかったこともありました。
”また次回に・・・”とすると2、3ヶ月後にまた話を元に戻してから話すので大変なので進められそうなときにはどんどん決めちゃいましょう!という雰囲気が伝わってきました。
こちらの記事に書きましたが、調停委員さんの仕事は”話し合いをまとめること”です。
両者が合意出来そうならその合意点を。合意出来そうもない場合は、審判に移行出来るものは移行させ・出来ないものは終了に終わらせることです。
(調停で審判に移行するということについて詳しく書いた記事はコチラです。)
自分や相手がどの程度おしゃべりな人かにもよってくるかと思いますが・・・90分で終わらせるのは難しいと思います。
2時間~2時間半くらいかかるつもりで行くと良いと思います。
②次に調停全体にかかる期間です。
申立てから第一回調停まで3~4ヶ月、期日間(調停と調停の間)は2~3ヶ月かかる。
通常の調停は3~4回で終わることが多い
まず、申立てから第一回調停までかなり時間がかかります。コロナ以前は申立ての約1ヶ月後に第一回目の期日を迎えたそうですが、現在はそういきません。昨年・2020年に裁判所を完全に閉めて調停などを一切行わなかった期間があり、それがまだあとをひいています。更に、待合室人数制限などもあり、以前と同じように調停を組めないそうで、一回一回の期日も空きます。
とは言っても、各家庭裁判所により大きく違いがあると思います。どうしても気になる場合は、管轄裁判所に聞けばだいたいのことを教えてもらえるかもしれません。
ちなみに離婚に関するお金の問題は離婚後でも決められるので、決めずに離婚することもあります。私もそうでした。
反対に夫婦間に未成年の子がいる場合、親権者を決めないと離婚出来ない為、争点が親権の場合3~4回よりかかる可能性が高いです。
調停の基本第4回
調停にかかる時間と期間についてでした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
akari
↓調停委員さに好かれた理由と調停委員さんの仕事について綴った記事です。
↓調停では審判に移行するとは何か?ということについて綴った記事です。