婚姻費用分担請求調停④互いの主張のぶつけ合い
婚姻費用分担請求調停③のつづきです。前回記事はこちら。
お互いの主張を調停室で交互に調停委員に伝えます。
こちらの主張を調停委員に伝え待合室に戻り、相手方(夫側)の番が終わり再び申立人(私)の番になりました。
相手方の主張を調停委員を通じて聞かされます。
「勝手に出て行った妻が悪いのに俺が金を払う義務はない」
「どうして払わなきゃいけないんだ」
の繰り返しだそうです。
・・・おまけに慰謝料がほしいとまでぬかしてるんだそうな。
(言ってるとは伝えてくれましたが慰謝料については調停委員さんは話し合う気はなさそうでした。)
夫は普段から言ってることとやってることに矛盾や嘘が多い上に言ってることも変わります。都合が悪くなれば”言ってない!”と声を荒げるだけで話合いにもならなければ解決にも向かいません。
そんな性格を調停でもおおいに発揮してくれました。
「離婚しない!」
「金は払わない!」
と言っているくせにちゃんと「陳述書」を用意し、その中に「支払い可能な婚姻費用の額」の記載がありました。
※陳述書についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。
何言ってるのか私にもよくわからなかったのですが(それはいつものこと)、要は夫は、
「俺は金を払う義務もないし払いたくないけど、これくらいなら払ってやってもいいよ」
という金額を提示してきました。
その金額、算定表の1/7・・・
ふざけてます?
ってなりますよね。
私の弁護士さんも唖然としていました。
ですが感情的は出さずに自分の主張を調停委員に伝えます。
「この金額では合意出来ません。算定表と比較しても低すぎます。」
とこんな感じで伝えます。
(調停委員さんは理解してくれているようでした。)
再度待合室に戻り、相手方の番になりました。
こうやって交互に主張を調停委員さんに伝え合い妥協点を見つけていく。これが調停です。
・・・でもそんなに簡単に合意、になんてならないんですよ。
普段から話が通じないからこうやって調停の場を利用している訳です。調停になったって話にならないことには変わりありません。
だいたい調停は2回づつ相手方・申立人の話を調停室でし、最後に短い時間まとめと課題次回期日を決めて終わります。
夫側の主張は、
・コロナ渦で収入が激減したこと
・妻も働けばいい
ことを主張し、算定表を用いた婚姻費用は拒否。
次回までの課題として、
(私側)
・就労が難しいならその証明
・離婚という選択を再度考える
(夫側)
・収入が激減したことの証明
・昨年度の収入の証明
・離婚について考える
が双方に与えられ1回目の調停が終了しました。
ちなみにその証明(証拠)はきちんと文書にして期日までに裁判所に提出することが求められました。
第一回調停記事、婚姻費用分担請求調停記事は一旦ここで終わりです。
期日間(調停と調停の間の期間)に作成する書類などについてはまたの機会に記事に致します。
ご拝読ありがとうございました。
akari